〔077〕三濃山 (509m)

兵庫県相生市

2014年12月23日


兵庫100山に戻る

    標高差:412m
累積標高差:739m
Road Map :相生から県道44号線を北上し、羅漢の森に向う。
Route Map:羅漢の森から”感状山”を経由して尾根道を歩き、三濃別れ側に下山する。
兵庫100山』   小さい登り下りが多い尾根コースで登る。山頂は相変わらず詰らない。
美濃山へは'03年11月に”三濃別れ”を経由するコースを往復、'11年01月には三濃山トンネルからのコースを往復しているので、今回は感状山を経由して尾根コースを歩こうと思う。下りは”三濃別れ”を経由して下山する。
コースタイム:3時間49分
登り:2時間22分
(感状山を経由)
下り:1時間27分
(三濃別れ側へ)
体力低下?
  これまで気になっていた ”感状山”からの尾根道から登ることが
出来た。 山に登れたと言うことより、今日の下り時間が同じコースでの登り時間より17分も遅かった点だ。 休憩せずに下ったのに時間が掛かっている。 と言うのはそれだけ歳を取り体力が無くなっているのか? この後、”白旗山へ同じコースで登ってみるので、前回と所要時間を比べてみたい。
みのうさん
”羅漢の里”の駐車場に車を停める。 更に上側に駐車場はあるが、
今日は周回コースを取るのでどこに車を停めて損得はない。
”羅漢の里”へ向う途中、八柱神社から ”感状山”へ伸びる尾根山を
見る。 ここからは ”感状山”も ”三濃山”も見えていない様だ。
”感状山”までは細かく道標が出て来る。 映画の撮影でも
あれば ”竹田城”の様にブレークするのに・・・
9時29分に駐車場を出発し、”羅漢石仏”の散策道に入って行く。 今日は暖かくなるはずであるが朝は気温4℃で寒い。
偽木で整備された階段道が大きくジグを切って続く。
”羅漢石仏”への散策道途中に ”感状山”への登り口があった。
階段道をターンする毎に残り距離の表示が出て来る。
のっけからの長い登り道なので堪えるが、体は温まってきた。
目先のピークには迂回路もあるが、直登してみる。
登り14分にて”八柱神社”からの登山道と合流する。
ここまでは整備された階段道であったが、ここからは
岩の多い自然道となり雰囲気はがらりと変わる。
”城跡”に着く毎に何やら説明板があったが、城跡好きでも
歴史好きでも無いので意味はさっぱり判らなかった。
”物見岩”と表示された岩峰のピークに着く。 展望は良い。
”城跡”からの展望は良く広範囲に見えているが、見える範囲に大した山が無かった。
岩ゴロゴロでどこが道かも判らなくなってきて
適当に登って行く。
崖の様な斜面を登り西側を見る。 著名な山はない様だ。
登り切れば ”城郭”となりフラットな広場が広がる。
”八柱神社”からの尾根が見えた。
”城郭”に上がってからも更に奥へ進んで行く。
判る人には判るのであろうが、この場所と表示との
相関はまったく取れていない。
山頂は広々としており展望も抜群であった。 ここは山としては押して居らず、”城跡”としてアピールされていた。
35分にて ”感状山”(305m)に着く。
”感状山”からの東側の展望。 ここにも有名山は見られない。
倒木があったのはほんの少しだけであり、後は広い立派な道が続く。
”感状山”からは北側に伸びる道に入り少し下って行く。
”羅漢の里”に戻る道があるので、方向に注意を要する。
大体が広い歩き易い道であるが、シダが迫ってくる所もある。
雰囲気の良いやさしい道が続く。
シダの茂る道以外は林道の様に広い道となり、
どうしてこの様に広い道になるのか不思議だ。
この程度のシダが茂る道が3ヶ所にあったが、
どれも距離はそう長くはなかった。
頭上には高圧電線が走っている。 西側の鉄塔に向け
て鞍部に下って行き、鉄塔に向けて登り返す様だ。
339mピーク付近から前方に見える山を見る。
ここから鞍部に向けて下って行く。
鞍部に下り立ち、小さな沢に掛かる朽ちた丸木橋を渡る。
鞍部が近付くと雨水で荒れた登山道となる。
雨水で掘り込まれた溝には水が流れていた。
1時間05分にて送電鉄塔下に着く。
鞍部から鉄塔に向けて登り返して行く。
これまた広い道が伸びる。 林道跡に思えてしょうがない。
鉄塔下からの展望。 鉄塔下からは鉄塔管理道と思われる道が伸びて
いるので様注意。 現にその道に入り掛けたが、地図を確認して事前に道間違いを防げた。
1時間33分にて紅白の鉄塔下に着く。
この鉄塔からは展望は良くなかった。
次ぎの目標である紅白の鉄塔が見えて来た。
随所にこれと同じ道標があり、距離、時間等は書いて
いないが方向確認の安心材料にはなってくれた。
周辺はアカマツ林であり季節にはマツタケが採れそうな
雰囲気であるが、マツタケ山にはなっていないのだろうか。
水平道を進んで行くと ”三濃山トンネル”からの
登山道と合流する。
緩やかな下りに入って行く。 この道は小さな登り下りが多く、
累積標高差は大きいと思われる。
水平道は分岐まで続く。

”三濃山トンネル”から登った時のここには見覚えがある。
ここは年貢を納めずに済む 「隠し田」であったらしい。
前回は ”隠し田跡”を歩いてしまい苦労した。

”救福教寺”の裏側から延びる道を山頂に向う。
分岐から荒れた参道を上り ”救福教寺”に出る。
2時間22分にて ”三濃山”(509m)に着く。 アカガシ保護の為に殺伐とした山頂風景である。 数名のジジーハイカーがお昼にしていた。
味気ない山頂を見る。
山頂直下の岩峰から ”社務所”を見る。
相生湾は肉眼でやっと見える程度、明石大橋は肉眼でも見えなかった。
丁度12時であるが写真だけ撮って下山する。
雰囲気の良い穏やかに下る道が続く。
分岐に戻り ”羅漢の里”側へ下山する。
”正面谷池”の縁を歩く雰囲気の良い道であるが、
この池は ”溜め池”と表示されていた。
”溜め池”としては大規模な大きな池だった。
沢の中を歩く様になり、この沢水は
”正面谷池”に流れ込んでいた。
感じの良い沢の流れが多くあるが、これが ”溜め池”からの水と思うと興ざめしてしまう。 登り時に見ていたらもっと
感激出来たであろう。 落差兵庫県第一位の”天滝”に行った時も沢水が汚いので上流を見に行くとダイコン畑だったのでがっかりしたことを覚えている。
”溜め池”から流れる沢は ”鍛冶屋川”と立派な名前が付い
ていた。 道は広いが路面にこぶし大の石がガレ場の様に散ら
ばっており歩き難い道であった。
急な斜面は無く、どこまでも穏やかに下って行く。
これで412mの標高差が稼げるのか。
路面のゴロゴロ石以外は最高の雰囲気だ。
下山48分にて ”三濃別れ”の分岐に着く。 車止めされて
いたが、車止めは登山口近くでもされているはずだ。
いつまでも落葉に隠れたゴロゴロ石で歩き難い。
林道にはタイヤ痕も見られる。 管理者のものなのか。
渓谷感もある沢が続くが、はやり溜め池からの水。 が気になる。
”げんこつ岩”を過ぎると車止めに出た。 ここを開けられる
権限を持った人だけが車で入っているのだろう。
庶民は歩きましょう。
”盃流し”と表示された沢の
上下流には”滑滝”が見られた。
”羅漢の里”の駐車場は満車状態だった。 途中ハイカーには会ってい
ないので近くを歩いていたおっさんに聞いてみるとキャンプ場で餅つき大会をしているらしい。 確かに大勢の人がキャンプ場に集まっていた。
舗装道路を ”羅漢石仏”の駐車場まで歩いて
戻るが、5分程しか掛からなかった。
下山1時間27分にて駐車場に戻り ”三濃山”を終了する。
山頂までの登り時間
1回目:1時間10分
2回目:39分
今回  :2時間22分